2026年8月17日月曜日

沖縄県「小規模離島における持続可能な社会の実現に関する万国津梁会議」(最終会議)

2026年8月5日、沖縄県「小規模離島における持続可能な社会の実現に関する万国津梁会議」(第5回・最終会議)が竹富町の竹富島で開催されました。


今回の会議では、沖縄県知事への手交が予定されている提言書の素案の内容を中心に審議を行いました。


提言書の骨子

目標

小規模離島における持続可能な社会の実現

現状と課題

(1)生活コストの負担軽減

(2)担い手の確保

(3)住宅の確保

(4)島を支える物流ネットワークの確保

(5)航路・航空路等の公共交通の維持

(6)島の生活基盤を支える施設の維持・更新と事業者の確保

(7)持続可能な公共サービスを支える体制(沖縄モデル)の構築

(8)関係人口の創出

(9)多様な主体との連携

(10)島の活性化と産業振興

(11)こどもたちが安心して進学できる環境の整備

(12)離島の医療・福祉・子育ての提供体制について

(13)小規模離島に特化した独自の補助制度の創設

提言

1.生活コストの軽減と物流・交通ネットワークの充実

2.小規模離島を支える「沖縄モデル」の構築と担い手及び住宅の確保

3.若者と多様な人材の定住促進、島の資源と魅力を生かした産業振興(プロフィットセンターへの転換)

4.医療、福祉、教育基盤の整備

5.小規模離島の持続可能な社会の構築に向けたアプローチ

また、上妻毅からは、本提言書に追加すべき内容として、小規模離島に関わる以下の重要事項を提起しました。

〇黒糖工場の存続

島の基幹産業である黒糖工場(含蜜糖製糖工場)は、多くの小規模離島の地域経済と定住の基盤となっている。厳しい財政状況の克服と経営存続に向けた国・沖縄県・離島町村・JA等によるさらなる連携を求める。

〇小規模離島におけるSWGs(持続可能なウェルビーイング目標)の推進

幸福や心身の健康を中心に捉えた未来志向の目標「SWGs」は、経済成長や物質的な便益だけではない豊かさを大切にしてきた小規模離島でこそ具現化されることが相応しい。離島地域における持続可能な社会の形成とともに、人・社会・地球の調和と幸福を追求するSWGsを積極的に推進する。

*SWGs(Sustainable Well-being Goals)

 2030年に期限を迎えるSDGsの次を見据えた概念目標。開発(Development)中心のSDGsに対して、幸福や心身の健康など個人/社会の良い状態を意味するWell-beingを新しい目標に設定している。

報道記事
 
◆琉球新報(2026.8.6)

黒糖工場赤字、連携が必要 離島課題解決へ48項目提言案 万国津梁会議

https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5435824.html


◆沖縄タイムス(2026.8.6)

人口5000人以下の小規模離島 課題解決へ「新しい共創」 万国津梁会議、県への提言素案まとめる

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1896908


◆沖縄八重山日報(2026.8.6)

物流ネット維持など答申へ 小規模離島の万国津梁会議

https://www.yaeyama-nippo.co.jp/article/32524


玉城デニー知事への本提言書の手交は、8月31日を予定しています。

2026年8月13日木曜日

竹富町黒島を視察(小規模離島における持続可能な社会の実現に関する万国津梁会議)

2026年8月4日、沖縄県「小規模離島における持続可能な社会の実現に関する万国津梁会議」による竹富町黒島の現地視察に参加しました。

主な視察先

●港に放置された輸送用パレット

●閉鎖した生コンクリート施設(2026年3月末に閉鎖)

●町立診療所

●集落内の空き家

●職員住宅建設予定地

●家畜市場(牛のセリ市会場など)

現場の実状をうかがい、離島町村が直面している様々な課題を学ぶ貴重な機会になりました。

現地をご案内いただいた竹富町役場のご担当者をはじめ、ご協力をいただいた関係者の方々に深く御礼申し上げます。

黒島港の牛

港に放置された大量のパレット

閉鎖した生コン施設の跡

竹富町立黒島診療所

診療所のドクターと研修生

伊古桟橋

集落内の空き家

職員住宅建設

たま商店の猫

黒島研究所

オニダルマオコゼ

JAおきなわ黒島家畜市場

セリ市会場

フェリー到着

島の夕方

八重山の海