2024年6月6日、一般財団法人消費科学センター(渋谷区)の第189回「消費者大学講座・学習会」に講師としてお招きをいただきました。
NPW代表理事・上妻は『沖縄の離島から考える持続可能なツーリズム』というテーマで講演をさせていただきました。
有意義な機会を与えていただき、当日もお世話になりましたセンターの関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。
2024年6月6日「消費者大学講座・学習会」報告
テーマ『沖縄の離島から考える持続可能なツーリズム』
講師 上妻 毅氏(一般社団法人ニュー・パブリック・ワークス代表理事)
【報道】竹富町が検討 全国でも珍しい「訪問税」
導入の背景は
(2024.4.29 NHK沖縄)
【論文】沖縄の離島と持続可能な観光・ツーリズム -観光客数拡大主義との訣別-
(2020年「月刊自治研」6月号)
【投稿】「島」のいま、「島」のこれからを考える
(2012.3.31会報「小笠原」財団法人小笠原協会)
【インタビュー】「国民の誓い」として沖縄を平和と交流の島に
(2023年月刊「日本の進路」6月号)
以下、一般財団法人消費科学センターホームページより
上妻毅氏は、沖縄振興・離島政策等を中心に各種プロジェクトや自治体支援業務に取り組んでいらっしゃいます。
まずお話し頂いたのは、沖縄の離島が抱える、観光地としての諸問題です。
例として竹富町の人口約4000人に対して、訪れる観光客は102万人余(令和元年)という数字を挙げて、医療や観光客が持ち込むゴミ処理、トイレ・水道などインフラの絶対的な不足があり、これからも豊かな自然の環境保全、島民が安心して暮らしていける経済の安定が続けられるのだろうかとのことでした。
その問題に対して「訪問税」の導入を考え、現在は住民への説明などが行われており、賛否両論様々なご意見が寄せられているとのことでした。
快適な生活、素晴らしい自然を守るための保全維持にはお金がかかることはわかります。
訪問する人(島内への来訪者)がその一部を負担するのは当然と思う観光客も多いだろうと思います。
離島に限らず、有名な観光地、自然豊かな地方都市、また暮らしている街で、外国人観光客を多く見かけます。
活気が戻り経済的にはありがたいことです。しかし、国や言語、風習が異なる人たちと共存していくには受け入れ側にもかなりの理解と努力が必要だと思います。
外国人観光客がこれからも増えていくのか?入国制限をしていくのか?
街に暮らす人間への影響などは私たちの身近な問題として考えていきたいと思います。
今回は、来室参加のみ講座とさせていただきました。
少人数でしたが、お話の途中からも質疑応答がはじまり、講師との距離も近く、とても有意義な時間を共有できました。
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