2026年8月5日、沖縄県「小規模離島における持続可能な社会の実現に関する万国津梁会議」(第5回・最終会議)が竹富町の竹富島で開催されました。
今回の会議では、沖縄県知事への手交が予定されている提言書の素案の内容を中心に審議を行いました。提言書の骨子
目標
小規模離島における持続可能な社会の実現
現状と課題
(1)生活コストの負担軽減
(2)担い手の確保
(3)住宅の確保
(4)島を支える物流ネットワークの確保
(5)航路・航空路等の公共交通の維持
(6)島の生活基盤を支える施設の維持・更新と事業者の確保
(7)持続可能な公共サービスを支える体制(沖縄モデル)の構築
(8)関係人口の創出
(9)多様な主体との連携
(10)島の活性化と産業振興
(11)こどもたちが安心して進学できる環境の整備
(12)離島の医療・福祉・子育ての提供体制について
(13)小規模離島に特化した独自の補助制度の創設
提言
1.生活コストの軽減と物流・交通ネットワークの充実
2.小規模離島を支える「沖縄モデル」の構築と担い手及び住宅の確保
3.若者と多様な人材の定住促進、島の資源と魅力を生かした産業振興(プロフィットセンターへの転換)
4.医療、福祉、教育基盤の整備
5.小規模離島の持続可能な社会の構築に向けたアプローチ
また、上妻毅からは、本提言書に追加すべき内容として、小規模離島に関わる以下の重要事項を提起しました。
〇黒糖工場の存続
島の基幹産業である黒糖工場(含蜜糖製糖工場)は、多くの小規模離島の地域経済と定住の基盤となっている。厳しい財政状況の克服と経営存続に向けた国・沖縄県・離島町村・JA等によるさらなる連携を求める。
〇小規模離島におけるSWGs(持続可能なウェルビーイング目標)の推進
幸福や心身の健康を中心に捉えた未来志向の目標「SWGs」は、経済成長や物質的な便益だけではない豊かさを大切にしてきた小規模離島でこそ具現化されることが相応しい。離島地域における持続可能な社会の形成とともに、人・社会・地球の調和と幸福を追求するSWGsを積極的に推進する。
*SWGs(Sustainable Well-being Goals)
2030年に期限を迎えるSDGsの次を見据えた概念目標。開発(Development)中心のSDGsに対して、幸福や心身の健康など個人/社会の良い状態を意味するWell-beingを新しい目標に設定している。
報道記事
◆琉球新報(2026.8.6)
玉城デニー知事への本提言書の手交は、8月31日を予定しています。