2019年2月2日、鹿児島県伊佐市で開催された「鹿児島まちの駅連絡協議会」の新春情報交換会にお招きいただき、講演をさせていただきました。
会合には、まちの駅と地域づくりに関わる会員の方々、行政、議会、商工会、観光・特産品協会を含む約40数名の関係者が集まりました。
「まちの駅」
住民や来訪者が自由に利用できる休憩場所や地域情報を提供する機能を備え、出会い・交流・連携を促進する場として整備。個人商店から公共施設まで、様々な形態がある。
全国まちの駅連絡協議会によると、全国で1,600を超えるまちの駅が認定されている。
鹿児島県内の伊佐・湧水地区(伊佐市および姶良郡湧水町)には、現在6ヶ所のまちの駅があり、まちづくりの新しい拠点としての役割が期待されている。
NPW代表理事・上妻は、『人口減少時代の地域存続とまちづくり』というテーマで講演をさせていただきました。
◇地域社会の維持・存続への切実な取組み
鳩間島(沖縄県竹富町)における小中学校の存続
川俣町(福島県)における震災復興(避難指示区域・山木屋地区の再生)
離島・過疎地域における専門人材の確保(例:看護師、保育士)
◇人口減少と新しいまちづくり
自然減・社会減、地域資源の再評価、適疎
人口8000・北海道東川町のまちづくり
◇これからの伊佐市
地域づくりの理念・ビジョン・政策
多様な方法論(例:交流、観光、関係人口)
◇私見(新たな視点)
幸福度を高める(Gross Isa Happiness)
地域の担い手を支え、育てる
今回の訪問では、曽木の滝や明治42年に建設された水力発電所の遺構など、伊佐独自の名所・旧跡もご案内いただきました。
また、伊佐市は「鹿児島の北海道」とも称されるほど冷え込みが激しく、過去に零下15℃を記録したこともあります。
そうした冬場の気候を利用した、年に一度のイベント「アイスワールド」にもご案内いただき、氷の彫刻(アイスカービング)等を見学しました。
お世話になりました関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、地域おこし・まちづくりへの地道な取組みが実ることを祈念いたします。
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