本年度、総合政策部の4人の先生方が共同で実施する「社会人基礎力講座」の一環で、メインテーマは、国境離島「与那国島」の振興。
受講生は、2~3名のチームに分かれ、講座前半の講義で得られた知識を土台に、交流計画案(国境を越える台湾との地域交流プラン)、あるいはビジネスプラン(与那国島の特産品の製品開発および販売促進戦略)を検討・立案し、プレゼンテーションを行うという試みです。
小職は、同講座公共編の講師として、「概説<与那国・自立へのビジョン>」という題目で、講義をさせていただきました。
4月1日には、自衛隊の誘致・配備をめぐって島民の間に深刻な軋轢や亀裂をも招いた陸上自衛隊沿岸監視隊の駐屯地が開設され、計160名の隊員が配備されました。真の‘島の自立’とは何か、地域主体の持続可能な発展が模索される中、この社会人基礎力講座の試みは、誠に有意義で、かつ時宜を得たものと感じます。
6月には中間報告会、7月には最終報告会が予定されており、最優秀チームは経済産業省主催の「全国社会人基礎力育成グランプリ」にもエントリーされるとのこと。今後が楽しみな企画でもあります。
大変お世話になりました佐道明広先生をはじめ、総合政策部の教授・準教授各位に、心からの感謝と敬意を表します。